1日1分ビジネス書

1863年にフランスで、2人の兄弟が立ち上げた、「タイヤ」を販売する「タイヤメーカー」の話が、とても面白いんです！！！

扱っている商品は、他社でも扱っているような普通の「タイヤ」でした。そのため、差別化が図れず『マーケットシェア』を奪うことは出来ていなかったんです。

そこで、「売り方」を変えてみた事で、『世界一売れたタイヤ』になるんです。

が、その「売り方」は、そもそも「タイヤ」を売ろうとはしなかったんです。

その会社は、「タイヤ」を売る時、こんな風に考えたんです。「人はタイヤが欲しいんじゃない。車で楽しく旅行したり、ドライブを楽しんだりと、そのためにタイヤを買っているんだ」と…
#たしかに

そこで、「タイヤ」を売ることを一旦やめて、車で楽しく旅行出来るように『ガイドブック』を作ることに。

その『ガイドブック』の中には、ドライバーが食事を楽しむ「レストラン情報」や、長いドライブでも困らない「宿泊施設」が掲載されており、絶大な人気を獲得。

そして、この『ガイドブック』に載っているレストランや人気スポットに行くために、車を使う人が急増し、結果的に「タイヤ」も一気に売れるようになり、この「タイヤメーカー」は、2005年までずっと世界一の企業を守り続けたんです。

その「タイヤメーカー」の名前は、【ミシュラン】で、当時発行した「ガイドブック」は、【ミシュランガイド】と呼ばれ、今でも大人気ですよね。

【ミシュラン】のように、顧客が「商品」に辿り着くまでの、『一連の思考の流れ』を整理する事で、その「商品」を売るために重要な「ビジネスアイディア」が浮かんできます。
#面白い

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